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平成17年9月初旬のある日、一本の電話がありました。 東京都内のビルメンテナンス業F社様からでした。 『非常用発電機が壊れたので 、見積りをお願いできないか?』 詳しく話を伺いました。 非常用発電機のエンジンが壊れたらしく 、ある整備業者から見積りを取った。 その見積が高いのか?安いのか? そんな話を学校法人様から聞いたF社のご担当者が弊社を探し当てて 詳しく現状などをお聞きしました。 |
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←これが実際に提出した提案書の抜粋です。 ポイントはエアクーラーと呼ばれる補機の 整備減額提案です。 |
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オーバホールのお見積りをする際には 、この様な提案書を付けるケースが多いのですが 実は 、見積依頼頂いた時から疑問に思っていました。 それまでも数え切れないほど多くのエンジンをオーバホールしてきましたが 正直に我々の考えをお伝えしました。 お見積り提案してから1ヶ月程たった11月のある日。 『オーバーホール整備をお願いする事になりそうです。 正直 、無理だろうとあきらめていたので、驚きました。 |
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平成17年11月10日。 エンジンの状況を確認するため 、現地へ赴きました。 オーバーホールの方向性や作業期間など、全体計画を学校のご担当者様を交えて説明しました。 そしてエレベーターで地下2階の発電機室へ。 |
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発電機室も整理整頓されて、隅々まできちんと片付けられています。 整備箇所や作業方法など、エンジンを目の前にして具体的に説明します。 事前に確認しなければならないポイントも把握でき、打ち合わせも終わろうとしていた時です。 エンジンオイルを確認するために検油棒を抜きました。 |
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検油口から勢いよく水があふれ出しました。 我々はもちろんの事 、その場にいた誰一人として予想していない事態です。 オイルが入っていなければならないオイルパンに水が入っているのです。 オイル系統と冷却水系統が混ざってしまっている事は明らかです。 何にせよ、先ずは原因の調査が必要です。 |
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エンジン内部に溜まっていた水が入ったオイル 通常オイルは黒色ですが、水分が混ざると写真の様に白く濁ります。 |
エンジンから出てきた水入りオイル180リットル。 正常であれば50リットルに対して、2倍以上の水が混入していました。 |
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こういう時こそエンジン屋の真価が問われます。 |
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その結果... 見事 、原因を突き止めることができました。 |
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エンジン内部オイルパン内の漏洩箇所。 写真中央 、透明な筋状に漏れている水が写っています。 |
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故障箇所が判れば 、後はもう一度整備計画を立て直すだけです。 水が混ざってしまったことによる将来的なダメージも予測して 、整備を行いました。 現地の状況を確認せず 、当初の計画通り作業を始めていれば、多くのムダな費用と時間が発生していたハズです。 |
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