いずれの場合も､同じ性能のエンジンに載せ替えるわけですが､載せ替えには注意しなければならないポイントが3つあります。

　1. エンジン取付穴(ベース穴)位置の確認
　　　　エンジンが固定されている4本のボルト穴位置の寸法が同じであること。

　2. 動力取出軸(PTO軸)の形状、位置の確認
　　　　PTO軸の形状(ストレート、テーパやキー溝)や取付面からの位置が同じであること。
　　　　発電機やポンプのようにエンジンが機器に直結されている場合は､まったく同じでなければなりません。
　　　　ベルト駆動の場合は、直結に比べて簡単に載せ替えられる場合があります。

　3. エンジン外形状の違い
　　　　エンジンの外形が変わりますので、燃料タンクやマフラーがフレームなどに干渉しないこと。

これらを解決しなければなりませんが、機器によっては、改造ができない・改造に手間や費用がかかり過ぎる場合があります。

この他にも、標準型ではない特殊仕様のエンジンが搭載されている場合も注意が必要です。
特殊仕様のエンジンは,標準型に比べて価格が高くなります。3倍程度になるエンジンもあります。

これらの場合には,同等性能のエンジンに載せ替えるよりも、修理やオーバーホールした方がお得です。